5月10日、エスコンフィールドで行われた北海道日本ハムと東北楽天の第7回戦は、8対7で北海道日本ハムが乱打戦を制した。

　北海道日本ハムは1回裏、2死からレイエス選手の7号ソロで先制に成功する。2回裏には、先頭・清宮幸太郎選手が四球で出塁すると、続く万波中正選手がリーグ単独トップとなる8号2ランを放ち、追加点を挙げた。

　先発・加藤貴之投手は3回まで毎回安打を許しながらも要所を締める投球。しかし4回表、フランコ選手と堀内謙伍選手の適時打で1点差に詰め寄られる。なおも2死満塁から、村林一輝選手の2号満塁弾で逆転を許し、4回72球7安打2四球3奪三振6失点で降板した。

　それでも直後の4回裏、郡司裕也選手の四球と石井一成選手の安打で2死1、2塁とし、五十幡亮汰選手の適時打で1点を返す。さらに5回裏、野村佑希選手の安打、レイエス選手と清宮幸選手の四球で無死満塁の好機を演出すると、万波選手に9号満塁弾が生まれ、逆転に成功した。

　救援陣は、5回表を山本拓実投手が無失点でつなぐも、6回表に齋藤友貴哉投手が内野ゴロの間に1点を失う。しかし、2死2塁で代わった宮西尚生投手が後続を三振に仕留め、リードを守り切った。7回からは池田隆英投手と河野竜生投手がそれぞれ1イニングを3者凡退に抑えると、最終9回表は田中正義投手が1死満塁のピンチを背負うも、後続を打ち取り、8対7で試合終了。

　勝利した北海道日本ハムは、リリーフ陣が相手の勢いを止める好投で、リードを死守した。打線は、万波選手が2本塁打で6打点を挙げたほか、石井選手が2試合連続3安打をマーク。ルーズヴェルトゲームを制し、連勝を「3」に伸ばした。

　一方の敗れた東北楽天は、村林選手の満塁弾で一時逆転するなど、打線が計11安打7得点と奮闘も、先発・古謝樹投手が3回51球4安打2四球4奪三振3失点、2番手・松井友飛投手も2回5失点と相手打線の勢いを止められず、3連敗を喫した。

　 １２３４５６７８９ 計
楽 ０００６０１０００ ７
日 １２０１４０００Ｘ ８

楽 古謝樹-●松井友飛-西垣雅矢-加治屋蓮-鈴木翔天
日 加藤貴之-○山本拓実-齋藤友貴哉-宮西尚生-池田隆英-河野竜生-S田中正義

文・丹羽里歩子

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