
◆パ・リーグ ロッテ―オリックス(28日・ZOZO)
右肘の張りで離脱していたロッテ・種市篤暉投手が5月14日の楽天戦(楽天モバイル)以来、中13日で復帰登板し、5回5安打無失点の内容で降板した。だが、2番手・ゲレーロが1点リードの6回に同点に追いつかれ、種市の今季3勝目はお預けとなった。
種市は初回、先頭の広岡に中安を許したが、寺地が二盗を阻止。2番・西川にも左安を許したが、無失点で切り抜けた。2回は先頭・森に四球、6番・杉本に右安で無死一、二塁のピンチ。それでも、中川、若月で連続三振を奪うと、最後は西野を一ゴロに仕留めた。4回以外は毎回走者を背負う苦しい展開が続いたが、計5奪三振と要所を締める投球で得点を与えなかった。
今季は試合前時点で6試合に登板し、2勝3敗、防御率4・46。種市は「間が空いてしまいましたが、その間にやってきたことを試合で出せるように。チームが勝てるように頑張ります」と意気込み、建山投手コーチは「肘のこともあったが、しっかりとした状態で入っていけます。試合を作るなんてレベルではなく、相手を圧倒してくれたらいい」と、期待を込めていた。
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