
◆パ・リーグ 西武3―0オリックス(16日・ベルーナドーム)
もう少しだけ投げたかった。7回を3安打、無失点でまとめてベンチへ戻った西武・渡辺勇太朗投手は西口監督に「なんや、あのボール、ボールは」と苦笑まじりに声をかけられた。この回、打者3人に対し3ボールと疲れがのぞいた。「狙っていたのですが…」。7年目でのプロ初完投初完封は逃したものの、150キロ前後の速球、変化球をテンポよく投げ込み6回まで二塁を踏ませない好投。4月13日の日本ハム戦(エスコン)以来となる2勝目に「やっぱりうれしいですね」とセーブを挙げた平良から渡されたウィニングボールを大事そうにポケットにしまった。
少しは借りを返せた。4月27日の同戦。6回まで無失点に抑えながら、7回に2点を失い降板。「同じ失敗をしないように意識していました」と言葉を強めた。この試合から3試合続けて7回で降板。「本来はもう少し長いイニングを投げる投球だった。7回にああなったのは反省で、僕の課題ではある。もっともっとよくしていけたら」。次こそは“7回の壁”を打ち破って最後までマウンドに立ち続ける。
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