
◆パ・リーグ ソフトバンク6―1西武(13日・京セラD)
ソフトバンク・小久保監督の勝利会見の第一声は「リチャード、ホームラン打ったね」だった。勝ち投手のモイネロについて聞かれたが、2軍監督時代から熱心に指導してきたリチャードの吉報がよほどうれしかった。「(ウエスタンで戦っている)広島のユニホームでやりやすかったんじゃない? 広島も5年連続ホームラン王の怖さを知っているでしょうから」と、巨人で最高のスタートを切ったことを喜んだ。「環境が変わってプラスに働くと思う」と新天地での活躍を願った。
同郷・沖縄の弟分として合同自主トレを行う山川も感慨深げだった。12日のトレード報告の電話は5秒で切ったという。「今さら頑張れよとか、あいつに言うのは違和感がある。ツンデレもいいとこの絡みをしつづけてきたので。かまうと寄ってくるので。突き放さないと。自主トレも1回目以降は来るなってずっと言っているんですけど、なのに来る。そこがかわいいんですけど。それがダメだっていうのもあるし、そういう人なんで」とリチャード愛が止まらない。
「リチャードファンとして応援しています。能力は間違いなくあるのは全員が分かっているところ。打球速度が半端じゃない。大谷選手と一緒ぐらいなんで。ただ、早く、これっていうのを見つけないと。自分の生きざまとか、僕はこの世界でこうやって生きていくんだっていう信念みたいなものを持ってほしい」と独り立ちしての覚醒を期待した。
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