
◆パ・リーグ 楽天3xー2ソフトバンク=延長11回=(27日・楽天モバイル)
思い切りよく振り抜いた楽天・小森の打球は風に乗り、多くのファンが待つ左翼席へ飛び込んだ。4年目で放ったプロ初本塁打。3回1死で前田純の内角高め、ボール気味の球をとらえて「インコースの真っすぐならどこでもいこうと思っていた。いい風が吹いていたので、いったかなと思いました」と笑顔で振り返った。
人的補償で今季加入し、開幕は1軍スタートもわずか3試合で降格した。渡辺2軍監督の「いい選手はキラキラしている。ここ最近、試合に出たくないのかなという態度があった」という言葉が胸に響いた。「野球ができていることに感謝して、もっとキラキラして頑張ろうと思いました」。17日に再昇格後、安打や盗塁など様々な“プロ初”を記録し、この試合で本塁打&打点も加えた。
「小森が来てよかったと思ってもらいたい」。延長11回サヨナラ勝ちで球団通算1300勝。首位オリックスに0・5差に迫ったチームとともに、小森も上昇気流に乗っていく。
◆小森 航大郎(こもり・こうたろう)2003年4月30日、福岡県出身。21歳。山口・宇部工から21年ドラフト4位でヤクルトに入団。24年にイースタン・リーグ盗塁王。同年オフに茂木の人的補償として楽天に移籍した。173センチ、83キロ。右投右打。年俸640万円(推定)。
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