
◆パ・リーグ 楽天4―1西武(3日・楽天モバイル)
楽天は先発した40歳3か月の岸が、7回を3安打1失点。ホーム開幕戦を勝利で飾った。球団で40歳以上の先発投手の白星は、15年のレイ以来2人目。日本人では球団史上初となった。
1、2日の試合がともに雨天中止となり、出番が回ってきた。自身、18年以来7年ぶりとなるホーム開幕戦のマウンド。「皆さんの助けがあってです」と頭を下げた。0―0の4回に1点を献上したがテンポ良い投球で、5、6、7回は3者凡退。四死球なしでプロ入りから19年連続での勝利を挙げ「家族も来ているところで勝てたのがでかい。かっこいい父親の姿を久しぶりに子どもたちに見せられた」。
開幕前、西武時代にともに日本一を経験した中島の引退が発表。「自分から連絡もできないと思っていたら中島さんから連絡をくれた。さみしいに決まってるじゃないですか」。仙台を歓喜に沸かせたベテランは、今季もひたむきに腕を振り続ける。(秋元 萌佳)
◆デビューした07年から19年連続勝利 40歳3か月の岸(楽)が今季初登板で白星。デビューした07年から19年連続勝利となった。19年連続勝利はプロ野球18人目で、1年目から19年連続勝利は同11人目。先発に限れば球団の40代勝利は15年のレイに次いで2人目で、日本人では初。球団の最年長勝利は14年斎藤隆がリリーフでマークした44歳5か月。
ドラ1・宗山塁が4戦連続安打 初のお立ち台に笑顔
〇…ドラ1の宗山は本拠デビュー戦で5打数2安打と開幕戦から4試合連続安打をマーク。プロ初の1番で、初のお立ち台も経験し「自分のタオルやユニホームを持っているファンの方がたくさんいたのが力になった」と笑顔で語った。この日は5回1死一、二塁で左前打を打ったが、広陵の同期・渡部聖の好返球で二塁走者・伊藤が本塁タッチアウト。「次は違うところに打ちます」と苦笑いだった。
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