新庄監督は”期間限定4番”に平謝り…日本ハムが63年ぶりのロケットスタート 

スポーツ報知

2025.3.31(月) 06:00

開幕3連勝で試合を終え、ナインを迎える新庄監督(左=カメラ・佐々木 清勝)

◆パ・リーグ 西武5―7日本ハム(30日・ベルーナドーム)

 日本ハムが4番・野村佑希内野手(24)の2発6打点の活躍で、東映時代の1962年以来63年ぶりの開幕3戦3勝を飾った。昨年11月30日に新庄剛志監督(53)から異例の早さで開幕4番指名を受けた男が、2打席連発を含む自己最多6打点。昨季は打率2割1分、2本塁打だった未完の大器が新庄流の大抜てきで目覚め、9年ぶりのリーグ優勝へロケットスタートを切った。

 リプレーのように打球は再び左翼席に着弾した。5回2死二塁、4番・野村が2打席連続の2号2ランを放った。「打席にすごくいい感覚で立てている。反応でうまく打てた」。ベンチで新庄監督に迎えられ、笑顔がはじけた。初回の先制二塁打を含め、西武・高橋から2本塁打に自身初の6打点。4番の仕事を全うし、チームを63年ぶりの開幕3戦3勝に導いた。

 新庄監督の超速4番指名が野村を目覚めさせた。昨年11月30日のファンフェスタで、打率2割1分、2本塁打と低迷した野村の開幕4番を明言した。4番出場が約束されたのは最初の15試合。その座を守るのも失うのも本人次第という中、「前後には頼れる打者がいる。僕はチャレンジ枠」と気負いすぎない姿勢で最高の結果を出した。

 万波や水谷、田宮ら同学年が多く活躍。指揮官の期待を受け止め、「このままじゃダメだ」と動作解析を導入して、下半身主導のフォームを一から作り直した。禁酒も決断し、「自覚を持ってオフを過ごせた」とキャンプインを迎えた。

 新庄監督からは常に「本塁打はいらない」と言われてきた。1発目。出迎えた指揮官は「×」印。だが、2発目は何と「○」ポーズが待っていた。「バツを出してどうもすいませんでしたっていうくらいきれい(な打球)だった」と指揮官は平謝り。「(期限が)消えていくような内容」と、15戦限定4番の期限もなくなりそうな成長スピードだ。

 開幕戦では野村と同日に開幕投手に指名した金村がプロ初完封。新庄監督は「(起用が)当たりすぎて怖い。全員名前を挙げとけばよかった」と冗談交じりに語ったが、異例の早期指名で自覚と責任を与えるという読みが大的中している。63年前は開幕6連勝から球団初の日本一。就任4年目の新庄ハムは、スタートから満開モードだ。(川上 晴輝)

 ◆野村 佑希(のむら・ゆうき)2000年6月26日、米ミシガン州生まれ。24歳。両親とも日本人だが父親の仕事の関係で米国で生まれ、「ジェームス」のミドルネームを持つ。幼少期に群馬に移住。野球は小学2年から始め、中学時代は太田市シニアに所属。花咲徳栄では1年秋から4番を務め、高校通算58発。18年ドラフト2位で日本ハム入団。家族は両親と姉、妹。187センチ、95キロ。右投右打。年俸4300万円。

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