◆パ・リーグ 西武０―２日本ハム（２８日・ベルーナドーム）
最後の打者を打ち取ると、日本ハム・金村は両手を突き上げた。初の開幕投手で、日米通算２０３勝のダルビッシュ以来、球団１７年ぶり開幕戦完封勝利。３年目で初完投初完封となり、「開幕投手と言われて不安だった。今日勝つことを目標にやってきた」と安どした。
今井との投げ合い。４回には左翼・矢沢の好返球、８回には二塁・上川畑の好捕に救われ、「助けになった」と感謝。「昨年までは『試合をつくればいいや』と甘い考えだった。（今年は）『最後まで自分でいく』という気持ちで」と変わった。
１１月のファンフェスで新庄監督から開幕投手を通達され、「頭が真っ白になった」という。オフはエース・伊藤に弟子入りし、苦手のスライダーを強化。４回のピンチではセデーニョからスライダーで三振を奪った。新庄監督は「安心して見ていられた」と絶賛。将来のエース候補は「今日で終わりじゃない」と前を見据えた。（川上 晴輝）
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