
◆オープン戦 ソフトバンク3―4巨人(12日・みずほペイペイドーム)
ソフトバンク・周東が“甲斐キャノン突破”で復活をアピールした。1回無死、四球で出塁すると、次打者・近藤の打席でスタート。昨季まで同僚の強肩・甲斐が、ワンバウンドを捕球できずに楽々と二盗に成功。「走ったら盛り上がるなと思っていたので、やってやろうかなと。ちゃんと(甲斐が球を)握ってほしかったです」と、2年連続盗塁王の快足でスタンドを沸かせた。
2回2死では右翼線適時二塁打とバットも好調。9日のロッテ戦(ZOZO)では味方選手との交錯で途中交代したが、3日ぶり出場で不安を払拭した。
昨年11月に手術した左膝に関しては、スライディングでまだ怖さが残る。「100%でベースに当たると壊れそうみたいな感覚がある。1回(思い切り)行ければ大丈夫」。リーグ連覇に不可欠なリードオフマンが開幕までに万全に仕上げる。(島尾 浩一郎)