
◆オープン戦 ロッテ2―3ソフトバンク(7日・ZOZO)
ソフトバンク・リチャードが4三振1失策の散々な一日に唇をかんだ。28日の開幕戦(みずほペイペイ)で対戦するロッテ・小島との“前哨戦”に6番・一塁で出場。左腕の変化球に全くタイミングが合わず、2打席連続の空振り三振に倒れた。好印象を残せば、開幕スタメンに大前進するところで真逆の結果。小久保監督は「チャンスはピンチですね」と現実を表現した。
小島を意識した仮想開幕オーダーは、5回まで山川の1安打のみ。指揮官は「(実戦に)出だしの選手がほとんど。球を見られて良かった」と主力の収穫を強調したが、“テスト組”は別だ。覚醒が期待される25歳の大砲は小島の降板後も2三振を重ね、9回には三塁で失策。前の試合までオープン戦の打率4割と目立っただけに、大事な一戦で悔しい結果となった。
7回に代走で出場したドラフト2位・庄子(神奈川大)は得点につながる二盗。9回に逆転を呼ぶバントヒットも決めた。求められる役割を果たし「彼の持ち味」と小久保監督。場面や相手もリアリティーを増す時期を迎え、アピール機会は表裏一体だ。(安藤 理)
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