
オリックス・宇田川優希投手(26)が、近日中に右肘のじん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けることが5日、分かった。右肘の不調で2月下旬からノースロー調整が続き、この日に精密検査を受診。球団とも話し合い、今後を見据えて決断した。
昨年は右肩や右肘のコンディション不良に苦しみ、1軍定着した22年以降では最少の13試合登板。巻き返しを誓い、1月には大阪・舞洲で回復を実感していた。しかし、思うように状態は上がらず、宮崎キャンプで行ったブルペン投球も2度だけ。常時150キロ超の速球を取り戻すため、最善策を模索していた。
術後は復帰まで一般的に1年以上かかるとされる。同じ救援右腕では吉田も近日中に同様の手術を受ける予定で、実績ある山岡も活動自粛中。リリーフ陣に与えるダメージは大きいが、球団側も宇田川の完全復活を後押しする。絶対的なフォークで奪三振を量産し、23年のWBCでは世界一も経験した剛腕。苦難を乗り越え、たくましい姿で戻ってくる。
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