【オリックス】2年連続開幕投手のエース左腕 4回0封も充実感なし「全球種もっとレベルアップできると思う」

スポーツ報知

2025.2.27(木) 05:00

先発で4回無失点の宮城大弥 (カメラ・馬場 秀則)

◆球春みやざきベースボールゲームズ オリックス3―1ロッテ(26日・SOKKEN)

 オリックス・宮城に充実感はなかった。「全球種、もっとレベルアップできると思う。もっと低い球、強い球を意識したい」。2回無失点だった20日のセガサミー戦に続き、昨季5戦4敗のロッテを相手に4回0封。48球で仕事を終わらせても、さらに上のレベルを求めた。

 最速は147キロ。唯一のピンチだった4回2死一、二塁では、安田を初球の高め直球で一ゴロに抑えた。3奪三振、無四死球と内容充実。3回2死では岡から見逃し三振を奪い「武器の一つだと思う」と右打者への内角直球に胸を張った。

 この登板から2日前のブルペンを「解禁」した。登板当日もアップから肩のインナー強化、ブルペンは30球以内(29球)を徹底。すべてシーズンを見据えたもので、ギアを一段上げた。昨年11月の時点で開幕投手に指名している岸田監督も「あんまり言うことはないですよ…」といい意味で苦笑い。視界は超良好だ。

 キャンプの実戦は終了。侍ジャパンの強化試合などを経て、3月28日の楽天戦(京セラD)で2年連続2度目の大役を務める。投球をチェックした楽天・関口スコアラーも「手ごわい相手には変わりないです」と左腕の進化に警戒。「0で抑えれば負けは来ないので」と細部を突き詰め、恐ろしいエースになる。(長田 亨)

 〇…復活を目指す「96年トリオ」が、そろって結果を出した。初回に中川が左翼へ先頭打者弾。昨年は故障で60試合の出場にとどまり「シーズンを通して中堅のポジションは誰にも渡さない気持ちでやりたい」と決意をにじませた。6回には主将の頓宮が「直球にいいアプローチができた」と中堅左へ一発。三塁の定位置を死守したい宗も2本の二塁打で存在感を示し「特に(3回の)右中間のやつ(二塁打)が僕(の打撃)。続けたい」と大きくうなずいた。

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