
ソフトバンク・近藤健介外野手(31)が15日、宮崎キャンプに合流した。S組として前クールまで調整を一任され、鹿児島・徳之島で自主トレを続けていた昨季のパ・リーグMVPは「ここに100%合わせてきた。もう全然、試合も出られる」と万全で加わった。ランチ特打では、58スイングでサク越え7本。26日から実戦に出場する意向を明かした。
昨季終盤に痛めた右足首も完治。初めて導入されたS組について「デメリットは見当たらない」と感謝した。オフはリハビリから始まったが、遅れた技術練習の時間も確保。「(例年より)むしろ、いい感じ。けがなく143試合守れるように」と意気込んだ。
同じ扱いだった有原とモイネロも合流。宮崎にはいたものの、別メニューだった柳田、山川らも全体練習に加わり、小久保監督も新たな試みに好感触を得た。近藤と有原から前向きな感想をもらい「彼らの調整もだけど、組織として必要。これだけ大所帯だから」と支配下65人、育成54人の計119人の抱える現状を力説。主力不在により「(若手を)すごく見られる」と実感し、来季以降も継続する構えだ。紅白戦では育成の桑原、藤野、山下が安打。底上げの場に主力が加わり、キャンプの勢いが加速する。(安藤 理)
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