
楽天・三木肇監督(48)が来季に向けたキーマンとして、今季出場機会を増やした若手の名を挙げた。「ベテランならでは、中堅ならでは、若手ならではと、それぞれの持ち味でどんどん出てきてくれたら」と選手全員に期待しながら、「やっぱり若い力は必要なのかな」。主に1番に入り2年目で初めて規定打席に到達した中島大輔外野手(24)、規定打席には届かなかったが打率2割9分9厘、4番にも座った黒川史陽内野手(24)、ルーキーながら122試合に出場してベストナインにも選ばれた宗山塁内野手(22)ら、若手に厚い期待を寄せた。
彼らにとって最高の手本がいる。村林一輝内野手(28)だ。昨季139試合出場と1軍でのきっかけをつかむと、今季は137試合に出場して最多安打のタイトルを獲得。三塁手でゴールデン・グラブ賞とベストナインをダブル受賞とさらに飛躍を遂げた。「1軍で足がかりを掴んでさらに、と意気込んだ時にまた新しい壁にぶち当たると思う。そこを乗り越えて成長してほしい」と指揮官。今季の数字を重荷と感じることなく、さらに高みを目指せと鼓舞した。まだまだ伸びしろ十分の若手選手の活躍が、来季の躍進の原動力となる。
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