
オリックスは、東山玲士投手と育成選手として再契約したことを発表した。社会人・ENEOSから昨年のドラフト5位で入団し、即戦力として期待された右腕。右肘の不調によって3月8日の巨人戦(京セラD)を最後に登板がなく、5月に右肘内側側副じん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けた。
1、2軍ともに登板なくシーズンを終え、10月には来季の支配下契約を結ばないことを通告されていた。背番号は45から129に変更となる。
東山は大阪・舞洲の球団施設で契約交渉に臨み、100万円ダウンの年俸700万円でサイン(金額は推定)。黙々とリハビリに取り組んだ今季を終え、「一番は悔しいというか、悔しさと申し訳なさとが強いシーズン。ものすごく自分自身について考えさせられるシーズンだなと思うけど、この一年があったからこそ活躍できたと言えるような年にしたい」と決意新た。右肘の状態を踏まえ「まずは(宮崎)キャンプからブルペン入りをしていくプラン。そこから5月終わりから6月くらいの実戦復帰ができたら」とイメージした。
最速150キロを超える直球が魅力の右腕。「目標は支配下に戻ること。自分は中継ぎで行きたいと思うので、しっかりけがを治して勝ちパターンやクローザー、チームに必要とされるようなポジションにいけたら」と再起を誓った。
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