
日本ハムは9日、現役ドラフトで巨人の菊地大稀投手を獲得した。
1999年生まれの菊地は、最速154キロの速球派右腕。新潟・佐渡島出身で佐渡高校から桐蔭横浜大を経て、21年の育成ドラフト6位で巨人に入団。22年4月に支配下登録されると、1年目は16試合に中継ぎ登板し、防御率5・60を記録した。2年目の23年は、チーム2位の50試合に登板し、4勝4敗1セーブ、11ホールド、防御率3・40と、ブルペン陣を支えた。24年オフに自由契約となり育成再契約となったが、今季7月に再び、支配下に復帰していた。
今季は、7登板で1勝1敗、防御率1・80をマーク。直球とフォーク、スライダーを武器に、10イニングで16奪三振、奪三振率14・40を誇るドクターKで存在感を示した。イースタンでは23登板で4勝2敗、防御率1・98をマークしていた。
日本ハムの救援陣は今季、柳川や田中、斎藤が結果を残したが1年間通して、守護神を含めた勝利の方程式を固定できなかった。シーズン後半は、開幕ローテだった金村や山崎を中継ぎに回すなど試行錯誤。先発陣の完投数増もあってチーム最多登板は田中の49試合だった。今オフはトレードで阪神から島本を獲得するなど1軍で実績のある中継ぎ投手の補強を進めていた。23年に50登板の実績を持つ菊地が救世主になる可能性は十分にある。
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