
オリックス・杉本裕太郎外野手が11日、第50回社会人野球日本選手権の準決勝・NTT東日本―ヤマハ戦の試合前、「レジェンド始球式」に登板した。
ユニホーム姿で登場し、雄たけびを上げながら全力投球。見事、真ん中高めの直球で空振りを奪い「120点です。やっぱり練習は裏切らないと思った。能見さんがストライクが入っていない中で僕は入ったので、次に会った時に言ってやろうかな」と、マウンド上で代名詞の昇天ポーズを見せた。
今季限りで現役を引退した、同じ1991年生まれの巨人・近藤大亮投手にグラブを拝借。「ストライクが入らなかったらコイツのせいにしようと思ったけど、入りましたね(笑)」と、力をくれたオリックス時代の同僚にも感謝した。
徳島商時代は投手だったラオウは、この日のために大阪・舞洲で何度も投球練習。「大体、いろんな人に(球速は)どのくらいかと聞いたら、125から130くらいって言われたので、ちょうど打ちごろ(笑)。140くらいは出るかなと思ったけど、全く出なかったので、もうこれで野手に専念できます」と苦笑いを浮かべた。
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