
日本ハムは11日、松本剛外野手が国内FA権を行使する意思を球団に伝え、申請書類を提出したことを発表した。ここまで交渉を重ね、本人も熟考してきたが宣言することを決断。人的補償が発生するBランクとみられる。球団側は宣言残留を認めているため、残留の可能性も残されている。
松本剛は「ファイターズからはありがたい提示をしていただき、感謝しています。ただ、自分に対する他球団の評価を聞いてみたく、この決断に至りました」とコメントを発表した。
松本剛は22年に打率3割4分7厘をマークし、首位打者とベストナインを獲得。しかし、万波や水谷、五十幡、矢沢らの台頭に加え、郡司、野村らが左翼を守るチーム事情もあり出場機会が激減。今季は66試合の出場で打率1割8分8厘と不本意な成績に終わっていた。
◆松本 剛(まつもと・ごう)1993年8月11日、埼玉生まれ。32歳。帝京では1年夏、2年春、3年夏と3度甲子園に出場。11年ドラフト2位で日本ハムに入団した。新庄監督就任1年目だった22年に打率3割4分7厘で首位打者とベストナインに輝いた。23年から選手会長。通算773試合、608安打、14本塁打、157打点、71盗塁、打率2割6分5厘。180センチ、84キロ。右投右打。今季年俸1億1000万円(推定)。
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