
日本ハムの野村佑希内野手(25)が8日、8年目の来季、実力で4番を奪い取る覚悟を示した。今季は開幕4番を託されたが、101試合で打率2割6分8厘、8本塁打。「最終的に打てずに終わったシーズン。来年は実力で勝ち取れれば」と静かに闘志を燃やした。
昨年11月のファンフェスタで新庄監督から4番に指名され、「特別な形で始まった」と語る今季は、3月30日の開幕3戦目(対西武・ベルーナD)で2発6打点を記録するなど、開幕から37試合中36試合で4番に座る最高の滑り出しだった。しかし、5月15日に左脇腹の肉離れで約1か月の離脱。復帰後は4番どころかスタメン落ちも増えた。「つかんだものを離さないように。オフにできるのは土台づくり」と、体重95キロからの増量でパワーアップを目指す。
この日は秋季エスコンキャンプ第2クール4日目。今キャンプでは内野手登録だが、外野特守を重点的に行うなど出場機会の増加を狙う。「打ちまくれば使わざるを得ない。出ていて当たり前の選手になる」。指揮官からは「歯がゆさがある。こんな成績じゃないだろう」と、期待の大きい25歳が来季こそ本領を発揮する。(川上 晴輝)
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