ソフトバンク・近藤健介が復帰即先制打も惜敗「切り替えて、またあした」2戦目先発は上沢

スポーツ報知

2025.10.26(日) 05:50

8回1死、近藤健介が二塁打を放つ(カメラ・朝田 秀司)

◆SMBC 日本シリーズ 2025第1戦 ソフトバンク1―2阪神(25日・みずほPayPay)

 あと1点、あと数センチが届かなかった。8回1死、ソフトバンク・近藤が左翼フェンス上部の金網部分に当てる二塁打。同点弾とはならず、初回に放った自身の適時打による1点のみ。「切り替えて、またあした」と、左脇腹痛から9月26日以来の復帰となった4番打者が、黒星発進の悔しさをかみ殺した。

 執念の継投も実らなかった。「ビハインドでしたけど(勝ちパターンの)3人をつぎこんで、先を考えずに行きましたけど…」と小久保監督。7回から勝ちパターンの藤井、松本裕、杉山を送り込んで、追加点を許さなかった。ベンチ入りの野手はダウンズ、谷川原以外は使い切ったが、9回も2死一、二塁から、あと1本が出なかった。

 アクシデントもあった。スタメン予定の中村が右股関節を痛め、試合前練習から不参加。開幕から初めてベストメンバーがそろうはずだったが「結局、最後までそろわなかった」と指揮官が嘆いた。

 負けられない2戦目はモイネロではなく、上沢に託す。CS最終ステージ第6戦の20日に中4日登板の左腕エースは疲労の回復が遅れ、3戦目に回る。5年ぶりの日本一へ試練が続く。(島尾 浩一郎)

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