
◆2025年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(23日)
ロッテに1位で指名された健大高崎・石垣元気投手(18)は、サブロー監督がくじを引き当てた瞬間、口もとを少し緩ませた。高崎市内の同校の会見場でオリックスとの抽選の行方を見届けた野球部員の大歓声を受け、「すごくホッとしています。(印象は)お菓子が有名なイメージがあるけど、チームとファンが一体となっていて温かいイメージがある」と好印象を口にした。
朗希ロードを歩む。高校生NO1投手の呼び声高い158キロ右腕は「将来的にはメジャーに行きたい」と世界最高峰の舞台への挑戦も視野に入れている。ロッテから世界に羽ばたいた選手といえばドジャース・佐々木朗希投手(23)がすぐ浮かぶ。指名後、サブロー監督から「高校生だけど即戦力として考えている」「僕の中では佐々木朗希に負けていません。佐々木朗希以上に世界に羽ばたける投手になってください」と朗希を引き合いに出された金の卵。「佐々木朗希投手のようなピッチャーになりたい。軽く投げても160キロを投げられる投手。自分もああなれたらいい」と目標設定した。
1年春からベンチ入りし、昨春のセンバツでは優勝に貢献。高校では主にリリーフとしての起用が主だったが、プロでは先発挑戦の願望もあり、現在はツーシームの習得に挑戦中。一方でサブロー監督は「起用法は未定」としながらも高校時代に慣れ親しんだクローザーでの育成も示唆する。剛腕は「どこで起用されても全力で頑張りたい」と受け入れる姿勢も示した。
同校初のドラフト1位。両親も北海道から駆けつけ、会場で結果を見守った。「迷惑ばかりかけてきたので。お高い枕を買って疲れを取っていただきたい」と親孝行も忘れていない。夢と公言するのは170キロ。怪物候補が世界に羽ばたき、朗希2世、いや石垣1世となる。(太田 和樹)
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