
オリックス・山下舜平大投手(23)が10日、新庄ハムの「地蔵作戦」を歓迎した。11日のCS第1S初戦でポストシーズン初登板初先発する161キロ右腕は「あまり特別感は感じない。チームに勢いを与えられたら」と、普段通りの投球を誓った。
昨年8月18日の同戦(京セラD)では、相手打線が初回先頭から20球連続でスイングを仕掛けず、5回で88球を要したが、1失点で白星を手にした。この日の前日記者会見では、日本ハム・新庄監督が「今年は60球くらい打たせないでおこうかな?」と予告した。山下は今季、成長過程による腰の不調を乗り越え、9月以降の4試合で1勝、防御率1・25と絶好調。「(相手が球を)見てくるなら、自分は攻めるだけ。引かずにどんどんいこうかな」と、不敵な笑みで応戦した。
2年前は9勝(3敗)を挙げて新人王に輝いたが、ポストシーズンは腰痛でメンバーを外れた。この日は敵地で最終調整。「三振を取るところは狙いにいきたい」と、初の大一番を心待ちにした。(南部 俊太)
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