
オリックスは2日、本田仁海投手、元謙太外野手、佐野皓大外野手の支配下3選手と、村西良太投手、小野泰己投手の育成2選手に来年度の選手契約を結ばないことを通告したと発表した。今後について、佐野は未定。村西は現役引退、小野は12球団合同トライアウト参加の意向を示した。本田仁、元には育成契約が打診されるもようだ。
5年目の元は今季、主に代走や守備固めで31試合に出場。ところが、9月に右鎖骨下静脈血栓症との診断を受け、その後は大阪・舞洲でリハビリに励んでいた。「なってしまったことはしょうがない。今はとにかく、もう一度野球をやりたいというのが一番なので、できるだけ早くプレーできるようにしたい。今年のプレーも評価していただいて、治り次第、すぐにプレーできるようにと言われたので、頑張りたい」と、来季開幕戦までの支配下復帰を目標に定めた。
8年目の本田仁は今季、1軍での登板がなく、9月に右肘クリーニング手術、右肘尺骨神経剥離(はくり)術を受けた。現在は実戦復帰を目指し、大阪・舞洲でリハビリ中だ。「術後1か月がたったけど、多分来月くらいにはキャッチボールとかもできると思う」と強調。「今年は1軍登板もなくて、2軍でも調子が悪かったなかでも手術を押して(後押しして)くれたので、結果で恩返しできたらと思います。(2月の)春キャンプでは普通に投げられると思うので、そこからアピールしていければ」と前を向き、こちらも来季の開幕を見据えた。
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