
オリックスは2日、本田仁海投手、元謙太外野手、佐野皓大外野手の支配下3選手と、村西良太投手、小野泰己投手の育成2選手に来年度の選手契約を結ばないことを通告したと発表した。
村西は津名高から近大を経て、2019年のドラフト3位で入団。21年は18試合で1勝0敗1セーブ5ホールド、防御率3・75をマークし、チームのリーグ優勝に貢献した。翌22年は22試合で1勝1敗8ホールドを記録。だが、その後は登板機会を減らし、昨年オフに支配下選手契約の解除を球団から通告された。
育成選手として再出発を切った今季は、ウエスタン12試合で1勝0敗、防御率1・80。「この1年で勝負しようという気持ちでやっていた。やりきったというところもある。1年間頑張れたので、それはよかったと思います」と強調。通算成績は52試合で2勝3敗、13ホールド、防御率5・37。「いろんな先輩、後輩に仲良くしてもらったので、それが一番の思い出。(今後は)野球に携わる系(の仕事)はやりたい」と、現役引退の意向を示した。
小野は22年に阪神から戦力外通告を受け、23年にオリックスへと入団。移籍初年度は5試合で防御率6・00に終わると、翌24年からは育成契約となった。今季はウエスタン17試合で1勝1敗、防御率4・91。それでも、160キロに迫る直球の威力は健在だ。「まだ体も元気で、30歳を過ぎてのここ1、2年は自分の中で一番いい状態かなと思う。3年間も見てくださったので、本当に感謝しかない。しっかりその感謝を(持って)、トライアウトでいいパフォーマンスを出せるようにやっていきたい」と意気込んだ。
今後について、佐野は未定。本田仁、元には育成契約が打診されるもようだ。
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