
国内FA権を行使した楽天・茂木栄五郎内野手(30)がヤクルトに移籍することが5日、分かった。10日に入団会見を行う。通算75本塁打と実績がありながら、直近2年間で54試合にとどまっており、出場機会を求めて新たなユニホームに袖を通すことを決めた。
ヤクルトは2年契約で出来高を含め総額1億2000万円を超える条件を提示。今季年俸6000万円で金銭、人的補償が発生するBランクだが、主砲の村上が来オフにメジャー挑戦する意思を示しており、内野の戦力アップに向けてアタックに踏み切った。
今後、楽天は人的補償を求めた場合、ヤクルト側から28人のプロテクト名簿を受け取り、名簿から漏れた選手を自由に獲得できることになる。
他球団では昨年、西武からFA権を行使してソフトバンクに移籍した山川穂高内野手の人的補償として、ベテランの和田毅投手が一部報道で名前が挙がるなど波紋を呼んだ。ヤクルトは44歳で通算186勝を挙げている石川雅規投手が来季の契約を結んだばかりだが、秋田出身と東北とはゆかりがある。
その他にも22年ドラフト3位で昨季2軍で18本塁打、今季は1軍でプロ1号を放った沢井ら若手の有望株もいるだけに今後の両球団の動向に注目が集まりそうだ。
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