
日本ハムのドラフト1位・細野晴希投手(21)=東洋大=が15日、千葉・鎌ケ谷での新人合同自主トレに参加し、巨人・西舘ら大学時代にしのぎを削った“東都7人衆”の中で一番乗りでブルペン入りした。「(力感は)6~7割。いい入り方ができた」と汗を拭った。
スピンの利いた直球が、捕手のミットを力強く鳴らした。大学日本代表でもコンビを組んだ進藤を立たせ、直球のみで計20球。「もうちょっと軽く投げるつもりでしたけど、勝手に力が入っちゃいました」。ネット裏で見つめた投手コーチ陣、22年のドラ1左腕・矢沢らも時折うなずく迫力は、あいさつ代わりには十分。女房役は「手元での強さがあった」と球の伸びを感じた。
水色のグラブの内側には「超下剋上」の文字。ドラフトでは大注目を浴びながら外れ外れ1位。西舘らが先に呼ばれる光景は今も目に焼き付いている。「焦りはない」と強調するが、気持ちの乗った20球だった。
入寮から8日。アマ左腕最速158キロの剛腕を陰で支えるのが人気ゲーム「大乱闘スマッシュブラザーズ」。攻略ノートをつけるほどの“ガチ勢”で「ダメでも練習すれば強くなる。スマブラは野球と似ているのでハマリました」とプロでも独自のリフレッシュ法を貫く。今後は各クールの最終日にブルペン入り予定。秘めた思いを、力に変える。(堀内 啓太)