
◆パ・リーグ 西武1―2オリックス(5日・ベルーナドーム)
オリックスが連敗を2で止め、球団通算5500勝に到達した。「本当にすごい投手の方が積み上げてきた数字なので。本当に光栄でしかないです」。歴史的な一日に力投し、恐縮しきりだったのは山下舜平大投手(21)。6回2/3を1失点で9勝目を挙げ、リーグトップを走る同僚のエース・山本に1差と迫った。
7月28日の日本ハム戦(エスコン)は3回2/3を4失点で3敗目。プロ初のボークが失点にもつながった。「試合の中である『悪い山(流れ)の回』で粘れるか粘れないかが、敗因だったと思います」。中7日で見つめ直し、開幕戦以来のベルーナDでまた圧倒した。
気温35度を超える猛暑の中、最速157キロの直球で押した。事前にユニホーム5着を準備。「足りなかったです…」と苦笑いしたが、対策も生き、西武には4戦3勝、計26回をたった2失点だ。
7月の球宴に選手間投票で初出場。広島から大阪への移動日は休日だった。しかし朝5時半に起床し、大阪・舞洲で自主練習。上半身の筋力強化に費やした。わずかなオフを返上したのも、先発の軸である自覚から。後半戦初勝利で、球団右腕では西(現阪神)以来となる高卒3年目での2ケタ勝利に王手をかけた。
連敗も2で止まり、中嶋監督は「想像できない数字ですけど、数々の先輩方が築き上げてこられた。本当にうれしい」と球団の金字塔に思いをはせ、感慨に浸った。2位・ロッテとは4ゲーム差。チームも舜平大も再加速する。(長田 亨)