
◆パ・リーグ 西武6―7楽天=延長10回=(30日・ベルーナドーム)
1勝することの難しさを味わった。楽天のドラフト1位・荘司康誠投手はベンチで肩を落とすことなく気丈に振る舞った。6―5の9回2死二塁。松井裕が栗山に中前適時打を打たれて同点となり、初白星が手中からこぼれ落ちた。引き揚げてきた守護神から「ごめんな」と肩をたたかれ「ドンマイです」と返した。
強力打線を前に一歩も引かなかった。4―0の2回に中村にソロを浴びるなど2点差に詰め寄られた。4点差で迎えた5回には2死満塁と一発なら同点のピンチを迎えたが「低くいいボールを投げることだけ考えてました」。最後は呉をカーブで空振り三振斬り。完全アウェーの雰囲気にのまれない強心臓ぶりを発揮。5回2失点にまとめ、先発の役割は果たした。
「もともと簡単なものではないと思ってますけど、少しも気を緩められないなと言うか、ずっと集中して自分のベストパフォーマンスを続けなきゃ勝利にはつながらないかなとは身をもって感じている。また次に生かしていきたい」。課題も収穫も詰まったこの日の107球を糧に、ウィニングボールを次こそ手にする。(長井 毅)