
日本ハムの加藤貴之投手(31)が11日、本拠地・エスコンで会見を開き、今季取得した国内FA権を行使せず、来季も残留することを表明した。今季年俸1億3500万円から大幅増の4年総額12億円(金額は推定)の大型契約で合意し、「一度きりの野球人生。(権利を)使って他球団の気持ちを聞いてみたい気持ちもあったけど、それ以上に球団が必要としてくれた。うれしかったし『もういいかな』となりました」と思いを打ち明けた。
球団の熱意が残留の大きな決め手になった。「これまでのファイターズにはない誠意を見せたい」(球団幹部)と計4度の残留交渉を行った。長い契約年数という希望をくみ、北海道移転後では最長とみられる「4年」を提示。熱意を感じた左腕は「一番必要としてくれた。育ててもらった。そこに感謝して」と熟考した上で決断を下した。
新球場元年の今季は開幕投手を託され、24試合で7勝9敗、防御率2・87。来季を見据え、「必要とされた以上は先頭に立ってもっと頑張っていきたい」。2年連続最下位のチームを救うべく、再び北の大地で腕を振る。(堀内 啓太)