
西武・十亀剣投手(34)が30日、所沢市内の球団事務所で会見し、今季限りでの現役引退を表明した。
会見にはユニホームを着て壇上に上がり「最後まで戦うぞという姿勢を見せたかった」と表情を引き締めた。今季は開幕1軍スタートも5月30日に2軍落ち。「このままではライオンズの戦力になれないと感じた」と引退の理由を説明した。
2011年ドラフト1位で西武入りし、大エース・東尾修さんがつけていた「21」の背番号を与えられるほど期待されていた。右横手からの速球、変化球を武器に1年目は主に中継ぎで41試合に登板し6勝14HP。15年は先発で11勝を挙げ、18年、19年もリーグ優勝に貢献した。「優勝した時はうれしかったですし、妥協と言い訳はしないようにやってきた。それが誇りです。1000イニングを目標に頑張ってきて達成できず心残りですが、ライオンズの勝利に少しは貢献できたのはよかった」と表情を崩した。
今後の進路については未定だが「まずは家族とゆっくりしたい」という。今季最終戦となる10月2日の日本ハム戦(ベルーナドーム)に登板予定。「もがいてあがいた結果をそこで出したい。ライオンズファンには十亀がいたぞというものを感じてほしい」と話し、11年間の集大成を披露するつもりだ。
◇十亀 剣(とがめ・けん)1987年11月7日、愛知・豊田市生まれ。34歳。愛工大名電から日大、JR東日本をへて2011年ドラフト1位で西武入り。ここまでの通算成績は258試合登板、53勝50敗3セーブ、防御率3・99。183センチ、88キロ。右投右打。