頼れるベテラン鷹内川が劇的決勝弾 「野球人生の中でも印象に残るホームラン」

Full-Count 藤浦一都

2019.10.7(月) 23:37

勝ち越しソロを放った福岡ソフトバンク・内川聖一※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)
勝ち越しソロを放った福岡ソフトバンク・内川聖一※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

同点の7回に宋家豪から左翼席にソロアーチ

■福岡ソフトバンク 2-1 楽天(CS・7日・ヤフオクドーム)

 福岡ソフトバンクの内川聖一内野手が7日、楽天との「パーソル クライマックスシリーズ パ」ファーストステージ第3戦で、全打点をたたき出してファイナルステージ進出に導いた。1点を先制された直後の4回2死からデスパイネとグラシアルが連打でチャンスを作ると、続く内川が右前に打球を運んだ。二塁走者のデスパイネが激走して同点のホームを踏んだ。

「2死からデスパとジュリ(グラシアル)が繋いでくれて、デスパがホームに走ってくれた結果の1点。ありがたいなと思いますし、取られたすぐ後で良かったです」

 そして、先頭打者で迎えた7回には宋家豪から左翼席へ勝ち越し弾。「(6回の高橋)純平のゲッツーもあったし、甲斐野がしっかり(7回を)抑えてくれたおかげ」と若手2人の好投を称え、「ホームランよりも先頭打者として何をすべきかと考えていた」と続けた。

 さらに「打った瞬間は『え?そこに飛んでく?』という感じ。自分の予測と飛んでいった方向が違っていたんで」と笑いながら「久しぶりに興奮して、頭が痛くなるくらいの感覚でした。野球人生の中でも印象に残るホームランになると思います」と振り返った。

 37歳の頼れるベテランは「日本一に向けた道がつながった。またヤフオクドームでやるにはファイナルに勝つしかない。今日は本当にファンの声援が凄かったので、この力を借りてメットライフでも戦いたい」と9日開幕のファイナルステージを見据えた。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

記事提供:Full-Count

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