埼玉西武が大石に戦力外通告 6球団競合のドラ1右腕は引退へ「野球続けるつもりない」

Full-Count

2019.10.3(木) 15:36

埼玉西武から戦力外通告を受けた大石達也※写真提供:Full-Count(写真:安藤かなみ)
埼玉西武から戦力外通告を受けた大石達也※写真提供:Full-Count(写真:安藤かなみ)

斎藤佑&福井の「早大三羽烏」で最初に戦力外通告…引退は「けっこう前から決めていました」

 埼玉西武の大石達也投手が3日、所沢市内の球団事務所で戦力外通告を受けた。今季、1軍登板は2試合のみ。大石は「野球はもう続けるつもりはないです」と引退する意向であることを明かした。

 かつての6球団競合ドラ1に無情の宣告だ。2010年ドラフトの目玉として6球団から指名を受け埼玉西武に入団した大石だが、度重なるケガに悩まされた。プロ通算132試合に登板し、5勝6敗8セーブ17ホールドを記録。2016年には36試合登板で防御率1.71、2017年は20試合登板で防御率0.93をマークしたが、昨季は10試合で防御率7.00、今季も2試合で防御率15.43に終わっていた。

 北海道日本ハム・斎藤佑樹、楽天・福井優也と並び『早大三羽烏』と呼ばれ世代を牽引した大石。3人全員がドラフト1位でプロ入りしたが、大石が最初に戦力外通告を受ける形に。大石は「球団から『9年間お疲れさま』と言われました」と明かし、今後については「野球はもう続けるつもりはないです。けっこう前から決めていました。悔しい思いしかしていない。ケガもあったし、思うようなピッチングができなかったり……」と話した。

 さらに、「今後はどうするかわからないけど、自分の人生にとっていい経験になった」と振り返った上で「大学時代に150オーバーと騒がれてプロに入ったけど、150オーバーは1度も出ずに終わった。しょうがないけどもうちょっとやれたかな。スピードが出ていたとしても、抑えられたかはわからない」とも語った。

(安藤かなみ / Kanami Ando)

記事提供:Full-Count

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