昨日の試合ではルーキーの田嶋投手が試合を作り、上位打線が機能したオリックス。阪神に連勝し、オープン戦勝ち越しを決めた。

今日の試合はオープン戦最後となるゲーム。すなわち、開幕前最終戦を意味する。この重要なゲームの見どころを、昨日の試合を振り返りながら見ていこう。

【3月24日終了時 オープン戦成績】
オリックス→7勝5敗1分

昨日はルーキーの田嶋投手が初回に2点を失うも、尻上がりに調子を上げて6回2失点。新人王候補筆頭の左腕がオープン戦最後の登板で十分すぎるアピールを果たした。3番手の黒木投手は1年目の疲れを感じさせない安定感で、防御率は1.29と素晴らしい結果を残し続けている。また、小林投手、近藤投手も無失点投球で、2回以降は阪神打線に得点を与えなかった。

打線では、2回にルーキー・山足選手の適時打を皮切りに、2番・大城選手の一打と3番・吉田正選手の一発で逆転に成功。下位打線が生み出した好機を、若い上位打線がしっかりとものにし、試合をひっくり返した。

それ以外には、T-岡田選手がOP戦初安打を放ったことも取り上げておくべきポイントだ。これまでの4試合でいずれも安打が出ず、福良監督が二軍落ちを示唆していただけに、この安打は非常に大きな結果となった。しかし、その後の打席では凡退しており、今日の試合で復調のきっかけを完全につかんでおきたい。

開幕カードはいきなり、昨季覇者との対戦となる。開幕投手の西投手、2戦目の登板が予想される田嶋投手は結果を残した。今日の山岡投手は2投手に続けるか。