松田選手が逆転3ランで試合を決めた。福岡ソフトバンクは王者の貫禄

パ・リーグ インサイト

2018.3.24(土) 16:23

3月24日、ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンクと広島のオープン戦。オープン戦最後の3連戦となる今カード、昨日の初戦で勝利した福岡ソフトバンクは、先発マウンドに武田投手を送る。

昨日先発し、開幕投手を務める予定の千賀投手は、腕の張りのために3回で緊急降板した。中村晃選手も臀部の張りで離脱。開幕まで残りわずかとなっている中で、これ以上悪い流れを引きずりたくはない。王者らしく、内容と結果の両方を追い求める試合にしたいところ。

初回、武田投手は広島の攻撃を結果的に3人で終わらせる立ち上がりを見せるが、3回表に満塁弾を浴びて4点の先制を許す。6回裏に先頭の上林選手の安打と盗塁、4番・内川選手の適時二塁打で1点を返すも、7回表に1点を追加され1対5と4点リードを握られたまま。

ただ4点を追う7回裏、福岡ソフトバンク打線が意地を見せる。1死から1番・川島選手、2番・上林選手、3番・柳田選手の3連打、4番・内川選手の犠飛で2点差に詰め寄ると、なおも2死1,3塁の場面で6番・松田選手が、第4号逆転3ランを放つ。これでスコアは6対5となり、7回に一挙5得点を挙げた福岡ソフトバンクが、4点ビハインドをひっくり返した。

その後は広島投手陣の前に追加点を挙げられなかったが、8回表に登板した森投手、9回表にマウンドに上がったサファテ投手が1点リード守り抜き、試合はそのまま6対5で福岡ソフトバンクが勝利した。

この勝利で、オープン戦最後の3連戦の勝ち越しが決定。先発の武田投手は最終的に6回4失点で、シーズンに向けて不安を残す結果となったものの、試合をひっくり返した打線の粘りはさすがだった。開幕、そして2連覇に向けて、王者の状態は上がってきているようだ。

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