北海道日本ハム先発の有原の前に打線沈黙、ファンのため息ばかりがこだます
■北海道日本ハム 8-1 福岡ソフトバンク(21日・ヤフオクドーム)
福岡ソフトバンクの松田宣浩内野手が21日、本拠地での北海道日本ハム戦の7回に2年連続で大台に乗せる30号ソロを放った。その時点で2点差に追い上げる一発だったが、直後の失点で“反撃の狼煙”にはならなかった。
北海道日本ハム先発の有原の前に内川の内野安打1本に抑えられていた福岡ソフトバンク。3点を追う7回も簡単に2死となり、ヤフオクドームにはため息ばかりがこだましていた。そのため息を歓声に変えたのが松田の一発だった。「熱男コール」へのファンの呼応はいつも以上に大きかった。
2年連続の30本到達に「負けてしまったけど、その中で30号を打てた。2年連続で打てたことは自信にしていいと思う」と松田宣。次に目指すのは2015年に記録した自己最多の35本だ。チームは敗れ、逆転Vの可能性は厳しくなった。それでも「残り5試合。与えられた打席で全力でやるだけ。チームが勝つために打つだけです」と力強く語っていた。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)
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