9月19日、千葉ロッテが、台風15号における被災地への支援のため、楽天との一戦の前に、ZOZOマリンスタジアムにて井口資仁監督、平石洋介監督の両監督に加え、選手からは、千葉ロッテ選手会長・鈴木大地選手、清田育宏選手、石川歩投手、種市篤暉投手、中村奨吾選手、唐川侑己投手、楽天・美馬学投手、辛島航投手の計8選手が募金活動に参加した。
球場正面で行われた募金活動には、早くから赤い「CHIBAユニフォーム」を着用した千葉ロッテファンと楽天ファンも列を作った。両監督と選手たちはファン一人ひとりとハイタッチ。
募金活動を終えた鈴木大地選手は、「正直、野球をやることがいいのかわからない時もありましたけど、こうやって野球を通じてたくさんのお客さんに募金をやっていただきましたし、本当にありがたい気持ちで今ハイタッチをさせてもらいました。僕らだけだと思っていたんですけど、平石監督と楽天の方も入っていただいたというのは、すごくおおきい意味があると思いますし、影響力のあることをやらせてもらっているんだなと感じました。球団関係なくこういうことができたのは良かったと思います」と神妙な面持ちで話した。
さらに続けて、「台風の時は僕ら福岡にいまして、ニュースでしか被害がわかっていなかったですけど、日を重ねるにあたって、僕のSNSに被害に遭われている方からロッテの勝ちが勇気づきますという連絡が多くきて、より一層頑張らなきゃという気持ちでプレーしている。僕らは僕らで野球をやることしかできないですけど、一生懸命プレーして少しでも勇気を伝えることができたらいいことだと思うので頑張るしかないと思いました。その先のCSにつながることができたら、1試合でも多く千葉の方々にプレーを見てもらえる機会が増えると思う。そういう思いをしっかり感じながら、全力で戦いたいです」と決意を述べた。
募金箱は、19日(木)、22日(日)、23日(月・祝)、24日(火)に開場から試合終了まで、マリーンズカスタマーセンター(ZOZOマリンスタジアム球場内)に設置される。
また、今回の募金活動での寄付金のほか、株式会社千葉ロッテマリーンズならびに選手会より合わせて義援金200万円を寄付することを発表した。
文・菊地綾子
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