23日の試合では西投手の好投に加えて新・勝利の方程式も機能し、阪神打線をわずか3安打に封じ込めて快勝を飾ったオリックス。この結果、オープン戦通算でも6勝5敗1分けと勝ち越し、開幕に向けて徐々に状態を上げてきているところだ。

オープン戦も残すところ2試合、本拠地・京セラドーム大阪での阪神戦を残すのみ。ここでは23日の試合を振り返りつつ、24日に行われる試合の見どころを挙げていきたい。

【3月23日終了時　オープン戦成績】
オリックス→6勝5敗1分

23日の阪神戦では先発・西投手が6回1失点の好投を見せ、昨季勝ちパターンの一角を担った近藤投手と黒木投手がそれぞれ1イニングを無失点。9回は新守護神の増井投手が3者凡退で締めて、開幕に向けてほぼ完璧な形の投手リレーを披露した。

打線は1点ビハインドの4回にマレーロ選手の適時二塁打で試合をひっくり返すと、続く中島選手も適時打で続く。集中打を浴びせて阪神のエース・メッセンジャー投手を攻略。オープン戦序盤の不振から立ち直りつつあるマレーロ選手の復調は、福良監督にとっても開幕に向けて頼もしい限りだろう。

一方、この日も3打数ノーヒットに終わってオープン戦無安打が続いているT-岡田選手の状態は心配されるところだ。昨シーズンは全143試合に出場して31本塁打を放った大砲は、残る2試合で復調のきっかけをつかむことができるか。