23日の試合では涌井投手の粘投と加藤選手の満塁弾により、3連戦の初戦を取った千葉ロッテ。オープン戦は残すところ2試合となり、千葉ロッテは敵地・ナゴヤドームでの最後の連戦に臨む。

ここでは23日の試合を振り返りつつ、24日に行われる中日戦の見どころを挙げていきたい。

【3月23日終了時 オープン戦成績】
千葉ロッテ→7勝3敗2分

23日の中日戦では先発の涌井投手が7安打を浴びながらも要所を締めて1失点に抑え、開幕に向けてらしさを垣間見せるピッチングを展開した。救援陣も5人の投手が4イニングスを無失点に抑え、開幕に向けて状態の良さをアピールしている。

打線では2000本安打達成を目指す福浦選手が2回に先制の適時打を放ち、開幕に向けて徐々に状態を上げてきている。同点で迎えた9回には打撃好調の加藤選手が満塁弾を放って一気に試合を決め、開幕スタメンを大きく手繰り寄せた。

24日の試合では、ショートの定位置を争う2人の争いに注目だ。23日の試合でスタメン起用された平沢選手は犠打と四球を記録して2番としての仕事をこなしつつ、9回にはダメ押しの適時二塁打を放っている。

一方、故障による離脱が続いていた藤岡裕選手は途中出場で回ってきた9回の打席で安打を放ち、打席数は少ないものの打率は.800という驚異の数字に。昨季固定しきれなかった遊撃のポジションが一気にハイレベルな激戦区となるか、今後もライバル同士の切磋琢磨が見ものだ。