千賀投手は緊急降板 12球団開幕投手&開幕候補の仕上がりは?

Full-Count

2018.3.23(金) 22:44

オープン戦6試合が行われ、各球団で開幕投手、開幕投手候補がオープン戦最後の登板に臨んだ

プロ野球の2018年シーズンが開幕するまで、あと1週間となった。2月下旬から始まったオープン戦も、各球団残すところ2試合。3月30日のペナントレース開幕に向けて、いよいよ調整も最終段階に入っていくことになる。

23日に各地で行われたオープン戦。開幕戦までちょうど1週間となる試合で、各球団が開幕投手に決定している投手、もしくは開幕投手の最有力候補となる投手たちが、それぞれ先発のマウンドに上がった。

開幕投手、そしてその候補に挙がっている投手たちの最終調整登板は一体どうだったのだろう。

○福岡ソフトバンクvs広島(ヤフオクドーム)
千賀滉大 3回48球2安打2三振0四球1失点
野村祐輔 6回99球7安打5三振1四球5失点

セパの王者が戦ったヤフオクドーム。不安を感じさせたのが、福岡ソフトバンクの開幕投手に決まっている千賀投手だ。100球程度をメドとして投げる予定だったが、3回48球で降板した。2回終了後にはコーチ、トレーナーと話し込む姿がベンチにあり、何らかのアクシデントがあったよう。広島の野村投手は2本の本塁打を浴びて5失点。こちらも課題を残す結果となった。

埼玉西武・菊池投手は寝違えの影響感じさせずに5回零封

○埼玉西武vs横浜DeNA(メットライフドーム)
菊池雄星 5回66球2安打5三振0四球0失点
石田健大 6回99球5安打6三振1四球4失点

昨季のパ2位とセ3位の対戦。万全の仕上がりを見せたのが、昨季のパ最多勝の菊池投手だ。5回を投げてわずか66球。2安打5三振無失点とほぼ完璧な内容だった。首の寝違いの影響も感じさせなかった。一方の石田投手は初回に浅村選手、山川選手、中村選手に3者連続本塁打を浴びるなど、4点を失い、課題を残した。

○巨人vs楽天(東京ドーム)
菅野智之 4回67球3安打6三振2四球0失点
則本昂大 6回102球5安打7三振3四球0失点

球界を代表する2人の右腕による豪華な対決となった巨人と楽天の一戦。共に開幕投手に決まっている両投手は、さすがの投球を見せた。菅野投手は4回67球で被安打3。6つの三振を奪った。則本投手はこの日先発した12投手の中で唯一100球を超える102球を投げた。5安打3四球と走者は出したものの、生還は許さず。7つの三振を奪った。

○オリックスvs阪神(京セラドーム大阪)
西勇輝 6回95球3安打4三振0四球1失点
メッセンジャー 6回86球6安打6三振1四球3失点

こちらも開幕投手に決まっている2人の投げ合いに。西投手は6回95球を投げて、初回に許した1点のみに封じた。3安打1失点と上々の投球で、順調な仕上がり。メッセンジャー投手は4回に集中打で3点を奪われた。だが、浴びた6安打のうち5本が4回に許したもの。そこ以外はまずまずの投球だった。

○北海道日本ハムvs東京ヤクルト(札幌ドーム)
ロドリゲス 5回89球6安打3三振1四球2失点
ブキャナン 3回56球2安打1三振2四球1失点

外国人投手の投げ合いとなった北海道日本ハムと東京ヤクルトの一戦。開幕投手の候補のロドリゲス投手は初回にバレンティン選手に2ランを浴びたが、2回から5回まではゼロを並べて5回6安打2失点だった。東京ヤクルトのブキャナン投手は2安打2四球1失点、短めの3回56球でマウンドを降りた。

○中日vsロッテ(ナゴヤドーム)
小笠原慎之介 3回53球1安打1三振3四球1失点
涌井秀章 5回90球7安打3三振0四球1失点

中日の開幕投手候補に挙がっている小笠原投手は3回1失点。許した安打は1本だったが、3つの四球を与えるなど制球面に課題を残した。涌井投手は5回90球を投げて1失点。7安打を浴び、1回から4回まで毎回走者を背負ったが、粘り強く投げて、失点は4回に松井雅選手の左犠飛で許した1点のみだった。

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