ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンクと広島のオープン戦、最後の3連戦初戦。ここまでのオープン戦の結果は振るわないが、来週の開幕に向けて調子を上げていきたい福岡ソフトバンク。
先発マウンドには、開幕投手の千賀投手が上がる。前回登板では4回3失点という不安の残る投球内容だっただけに、この日は調整の出来が期待されるところ。対する広島の先発は野村投手である。
初回、千賀投手はいきなり広島・丸選手に適時打を許し1失点の出だしを迎える。その後は抑えるが、3回で緊急降板。結果的に48球、3奪三振1失点の内容だった。
打線は2回裏、先頭の内川選手が安打で出塁すると、1死1,2塁から熱男・松田選手が広島の先発・野村投手の低めをうまく捉え、バックスクリーンへと飛び込む逆転3ランを放った。これでスコアは3対1となり、福岡ソフトバンクが早くも試合の主導権を握る。
さらに3回裏には5番・デスパイネ選手の適時二塁打で1点を追加。6回表に1点を返されるものの、その裏、デスパイネ選手がこの日2打点目となる左翼席へのソロをかっ飛ばし、失点後の悪い流れを断ち切った。
7回表、森投手が1点を失うが、その後はモイネロ投手、岩嵜投手が危なげなく無失点に抑え、試合は5対3で福岡ソフトバンクが勝利した。
試合序盤に失点を許したものの、すぐさま2発の本塁打で反撃するなど、打撃陣の仕上がりは上々。先発の千賀投手の状態が気になるが、9回に登板した岩嵜投手をはじめとする救援陣は、調子の良さをアピールした。
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