【試合戦評】レアード選手が「スシパワー」で3発7打点の大暴れ。北海道日本ハムが懸命に鷹を追走

パ・リーグ インサイト

2016.9.3(土) 00:00

札幌ドーム(C)PLM
札幌ドーム(C)PLM

昨夜は終盤に5点を奪って逆転勝利を収めたオリックス。一方の北海道日本ハムはオリックスに敗れたことで福岡ソフトバンクのマジック点灯を許す形となった。今日のデーゲームで福岡ソフトバンクが勝利したため、この試合は絶対に負けられない重要な一戦となる。

1回表、北海道日本ハムがいきなり猛攻を見せる。西川選手、近藤選手の連打で好機とし、3番・大谷選手の適時打で先制。さらに2人の走者を置き、4番・中田選手が23号3ランを放つ。まだまだ攻撃は続き、7番・レアード選手が低めのスライダーを捉え33号2ラン。初回に一挙6点を奪う絶好の展開に。

しかしその裏、2番・安達選手の安打などで1死1,2塁の場面を作り、4番・T-岡田選手が右翼席上段に突き刺す特大の19号3ランを放ち、オリックスがすぐさま3点を返す。

3点差とされた北海道日本ハムは3回表に大野選手の適時打で1点を追加。5回にはレアード選手が今日2本目となる34号3ラン。「これがスシパワー」という大満足の一発で加点し、レアード選手は7回にも35号2ランを放つ。この一発は昨年の34号を上回る自己最多の本塁打に。今日3本塁打7打点と大爆発でチームの2桁安打2桁得点に大きく貢献。

大量の援護点をもらった先発・高梨投手は、2回以降は徐々に復調気配を見せ、6回に一発を浴びたものの、7回4失点の力投。相手の反撃を断ち、自身初の2桁勝利へ王手をかけた。

ここ2カードは連続で負け越しと、一時期の勢いが影を潜めていた北海道日本ハム。しかし、今日の19安打12得点の圧勝劇はその嫌な流れをガラリと一変する勝利となるだろう。まずは首位再奪取、そして覇権奪回の時まで、全力を尽くして挑み続ける。

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