代打の川島、明石がともに2打点「しっかり集中して入ってくれた」
■福岡ソフトバンク 9-6 千葉ロッテ(8日・ヤフオクドーム)
福岡ソフトバンクは8日、本拠地・千葉ロッテ戦に逆転勝ち。2点を追う7回に松田宣浩のソロ弾と代打・川島慶三のタイムリーで同点とすると、8回には代打の明石健志が2点タイムリーなどで一気に3点を勝ち越した。
2点を追ってベテラン勢が奮起した。7回には松田が自らの適時エラーを帳消しにするソロ本塁打。さらに代打・川島が貴重な同点打を放った。8回の勝ち越しの起点となったのは内川聖一の二塁打。そこからチャンスを広げると、代打・明石がライト右への2点タイムリー。仕上げは再び川島のタイムリーだ。これ以上千葉ロッテに負けるわけにはいかないとばかりに、4人のベテランがホークスの意地を見せた一戦となった。
「よく逆転して勝ってくれました。ナイスゲームだったと思います」と工藤公康監督。8回には「何とかしてもらいたい」という心境で明石を送りだしたという。「代打は難しいと思いますが、よく打ってくれました」と手放しで喜ぶとともに「川島君の同点打も非常に大きかった。しっかり集中して同点に追いついた」と、もう1人の主役も称賛。さらに「周東(佑京)君の足もさすがでしたね」と、川島の同点打をアシストした脇役にも賛辞を送った。
「繰り返しになりますが、あの試合のなかで代打は難しい。集中して(打席に)入ってくれて、チームの勝ちに貢献してくれたのはさすがです」
9日は中継ぎの松田遼馬が先発する“ブルペンデー”となるが「2回でも3回でもリリーフのつもりで1人ずつ抑えてくれれば」とした。多くの投手をつぎ込む総力戦となるだろうが、その前日にホークスはとても大きな白星をつかんだ。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)
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