上位争いへ負けられない楽天。オリックスはK-鈴木で9月初勝利なるか

パ・リーグ インサイト

2019.9.8(日) 18:01

東北楽天ゴールデンイーグルス・銀次選手(C)パーソル パ・リーグTV
東北楽天ゴールデンイーグルス・銀次選手(C)パーソル パ・リーグTV

 9月9日、楽天生命パーク宮城で楽天とオリックスの一戦が行われる。楽天は8日の埼玉西武戦で接戦を落とし、連勝とはならず。本拠地でしっかりと勝利し、3位・千葉ロッテに詰め寄りたい。対するオリックスは、9月に入って未だ白星なし。連敗を止めて、上位争いへ踏みとどまることができるか。

【今季対戦成績】
楽天→10勝10敗1分 オリックス→10勝10敗1分

【楽天】岸孝之投手 12試合2勝5敗 73回 71奪三振、防御率3.58
【オリックス】K-鈴木投手 16試合3勝5敗 88.2回 79奪三振、防御率3.86

 楽天の先発は岸孝之投手。5月下旬から戦列に復帰して以降、いずれの試合でも5回以上を投げているが、6月8日を最後に勝ち星から遠ざかっている。オリックスに対しても、3試合に登板して白星なし。長く続いたトンネルから抜け出したいところだ。

 対するオリックスはK-鈴木投手が先発する。前回登板では千葉ロッテを相手に6回2失点と好投するも、打線の援護に恵まれず勝利とはならなかった。岸投手同様、K-鈴木投手も今季は楽天戦に4試合先発して白星なし。通算でも楽天生命パーク宮城では4試合に登板し0勝2敗、防御率5.93という成績。苦手を克服することができるか。

 楽天打線の注目は銀次選手だ。オリックスに対して打率.320、K-鈴木投手との対戦で9打数5安打、打率.556と突出した成績を残しており、数少ない月曜日の試合でも.375と相性の良さを発揮している。勝利につながる一打は飛び出すか。

 オリックス打線では、吉田正尚選手に注目したい。楽天生命パーク宮城では打率.400の好成績を残している吉田正選手。9月に入ってからは好調が続いており、直近では6試合連続安打を記録している。チームの9月初勝利に向けて、主砲の一打に期待がかかる。

文・成田康史

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