9月7日、ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンクと千葉ロッテのカード2戦目は、4対0で千葉ロッテが完封勝利。先発の西野勇士投手が11年目にしてプロ初完封を飾った。

　4回まで、福岡ソフトバンク・和田毅投手、千葉ロッテ・西野勇士投手はともに先制点を許さなかった。試合を動かしたのは千葉ロッテ。5回表、安打と死球で走者をためると、中村奨吾選手が貴重な先制タイムリー。続く井上晴哉選手の犠飛でも追加点を挙げ、リードを広げる。

　続く6回表にも、マーティン選手の11号2ランで着実に点差を広げる千葉ロッテ。4対0と優位に立つと、先発の西野投手は7回、8回も順調にアウトを積み重ね、ついに最終回のマウンドへ。9回裏、柳田悠岐選手、デスパイネ選手を連続三振に切って取り、最後はグラシアル選手を外角のスライダーで空三振に仕留めた。

　試合は4対0で千葉ロッテが勝利。西野投手は9回114球を投げ、4安打6奪三振、3四球、無失点でプロ初の完封を決めた。敗れた福岡ソフトバンクは今季負け越しが決まっている天敵・千葉ロッテに完璧に封じ込められ、連勝が5でストップした。