9月7日、ファイターズ鎌ケ谷スタジアムで行われた北海道日本ハム対埼玉西武のイースタン・リーグ公式戦は、5対4で北海道日本ハムがサヨナラ勝利を収めた。

　試合が動いたのは初回だった。北海道日本ハム先発の吉田輝星投手から、埼玉西武先頭の西川愛也選手が二塁打を放つと、山野辺翔選手が追い込まれながらも右中間を破る適時二塁打で先制点を奪う。

　しかし、北海道日本ハムがすぐさま反撃。2回裏、埼玉西武先発・内海哲也投手から先頭の谷口雄也選手が中安で出塁すると、続く森本龍也選手が場外へ消える第3号2ラン。2対1と試合をひっくり返した。さらに3回裏、今井順之助選手にも右翼席上段に突き刺さる5号ソロが飛び出し、3対1とリードを広げた。

　逆転を許した埼玉西武は4回表、愛斗選手の5号ソロで1点差に詰め寄るも、その後は打線がつながらず。そのまま試合は膠着状態に陥り、最終回へ。しかし、1点を追う埼玉西武が土壇場で意地を見せた。9回表、先頭の愛斗選手が同点に追い付く値千金の二発目。スコアは3対3となり、試合は延長戦に突入する。

　延長11回表、埼玉西武は相手のバッテリーエラーで1点を追加し、勝ち越しに成功。劇的な逆転勝利を飾るかと思われたが、その裏、北海道日本ハムの谷内亮太選手が、埼玉西武の小石博孝投手の一球を力強く振り抜き、レフトスタンドに飛び込むサヨナラ2ラン。今度は北海道日本ハムが土壇場で魅せ、5対4でサヨナラ勝ちを収めた。

　 １２３４５６７８９1011計
西 １００１００００１０１ ４
日 ０２１０００００００２ ５　

西　内海哲也-マーティン-南川忠亮-松本直晃- 森脇亮介-大石達也-●小石博孝
日 吉田輝星-柿木蓮-鈴木遼太郎- 福田俊--○田中豊樹　

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