18日のウエスタンリーグ阪神戦で4回4四球も無失点
福岡ソフトバンクが22日に行ったヤフオクドームでの全体練習にフレッシュな顔が加わった。2016年のドラフト2位、2年目の古谷優人投手だ。
開幕までオープン戦残り3試合というタイミングでチャンスが巡ってきた古谷投手は、「(開幕一軍を)勝ち取るしかない」と目をギラつかせた。
シーズン開幕が目前に迫り、チーム内でも一軍メンバーの絞り込みが行われる時期。そんな中で、最速154キロの19歳に大きなチャンスが与えられた。
前日の中日戦で1回1/3を投げて、1安打1四球だった笠谷俊介投手が試合後に二軍行きを言い渡され、代わって同じ左腕の古谷投手に声がかかった。
18日に行われたウエスタンリーグ阪神戦に先発した古谷投手。4四球を与えて制球に課題を残しながらも、4回を無失点に抑えていた。
「呼ばれた理由が自分でもわからないんですけど」と少し戸惑いを見せながら「こういうチャンスはそう来るわけじゃないので、自分で(開幕一軍を)勝ち取るしかない。気を引き締めていきたいです」と意気込んだ。
「コーチが『試してみたい』ということだったので。投げさせる機会があれば、どうなのか見てみたいと思います」と工藤公康監督。
一方で、オープン戦の残り3試合は「シーズンと同じつもりでやる」とも語っており、古谷投手の登板のチャンスはかなり限られそうだ。それでも、コーチに「試してみたい」と言わしめる力があることは事実。アピールの機会は巡ってくるだろうか。
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