小野投手コーチ「しっかり準備できてから。自分の投球を取り戻してほしい」
埼玉西武の内海哲也投手が31日のイースタン・楽天戦(埼玉西武第二)に先発し、3回3安打無四死球1失点で降板した。
左肘の違和感でリハビリを行っていた内海。16日の巨人戦では1死も取ることができないまま8失点(自責7)と不安の残る投球だったが、22日の楽天戦では2回を投げ復活へ一歩前進していた。この日は初回先頭のオコエに左中間へソロを被弾したが、その後は後続を断って3回まで3安打無四死球1失点。内海は「内容も求められるし、僕の気持ち的にも今日は結果が欲しかった」と胸をなでおろした。
巨人にFA移籍した炭谷の人的補償として埼玉西武に加入した内海は、当初開幕ローテ入りが確実となっていたが、開幕前に左浅指屈筋(せんしくっきん)の肉離れで戦線を離脱。リハビリを続けていた。巨人に在籍していた2015年にも前腕部の張りを抱えながらも登板し故障。結局そのシーズンはわずか5戦のみの登板に終わってしまった苦い経験がある。内海は「やってしまったことはしょうがない。手綱をしっかり引くことの難しさを改めて感じました」と話した。内海の投球をチェックした小野投手コーチは1軍復帰の時期について「しっかり準備できてから。自分の投球を取り戻してほしい」と急かさない方針を明かした。
(安藤かなみ / Kanami Ando)
記事提供: