8月29日、帯広の森野球場にて行われた北海道日本ハム対埼玉西武の第24回戦は、埼玉西武が5対2で勝利。道東で行われた北海道日本ハムとのビジター3連戦で、見事に3連勝を飾った。
埼玉西武は2回表に北海道日本ハムの先発・杉浦稔大投手を攻め立て、2死満塁から中村剛也選手の2点適時打で先制に成功。さらに、3回表にも外崎修汰選手が安打と盗塁で得点圏に進むと、続く山川穂高選手が「トノ(外崎選手)が盗塁してくれたおかげでタイムリーヒットになりました」と振り返った適時打を放って1点を追加した。
直後の3回裏に大田泰示選手の18号ソロで北海道日本ハムが1点を返すが、埼玉西武も4回表に森友哉選手の「点を取られた後に取り返すことができてよかったです」と語った19号ソロで再び点差は3点に。埼玉西武の先発・本田圭佑投手は6回までソロ本塁打による1失点のみと落ち着いた投球を見せていたが、7回裏に無死から連続ヒットを浴びて降板。勝利投手の権利を持って、リリーフ陣に後を託した。
反撃を見せたい北海道日本ハムは2死満塁から埼玉西武の2番手・小川龍也投手の暴投で2点差に詰め寄ったが、なおも2死満塁のチャンスが続いた状況で、大田選手が3番手の平井克典投手に遊ゴロに打ち取られて同点ならず。9回には山川選手の38号ソロで突き放した埼玉西武がそのまま逃げ切り、5対2で勝利を飾っている。
埼玉西武は先発の本田投手が6回0/3を2失点と好投し、今季6勝目をマーク。打線は前日の5打点に続いて先制の2点タイムリーを記録してシーズン100打点を突破した中村選手、自身初のシーズン20本塁打に王手をかけた森選手、本塁打を含む2安打2打点の山川選手と、主軸の選手たちが躍動を見せた。
敗れた北海道日本ハムは、帯広市出身でこの試合が凱旋登板となった杉浦投手が味方のエラーにも足を引っ張られ、6回4失点(自責点2)で敗戦投手に。直近2試合に続いてこの試合でも内野のエラーが失点につながってしまい、打線も6安打を放ちながら2得点ともう1本が出なかった。
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