主軸に当たり。勝利ならずも福岡ソフトバンクに光

パ・リーグ インサイト

2018.3.21(水) 17:06

昨日からヤフオクドームで行われている福岡ソフトバンクと中日のオープン戦。20日は試合終盤の猛攻で福岡ソフトバンクがサヨナラ勝利を飾り、引き分けを挟んでの8連敗を脱出した。このままチーム状態を上げていきたいなか、今日の先発マウンドにはバンデンハーク投手が上がる。前回登板の巨人戦では、4回3失点と精彩を欠いただけに、開幕に向けて調子を上げていきたい。対する中日の先発は鈴木翔投手だ。

試合は初回からいきなり動く。1回裏、1死から2番・上林選手が右線に落ちる三塁打を放ち、1死3塁の好機を作ると、3番・柳田選手に適時二塁打が飛び出し、福岡ソフトバンクが先制に成功した。

先発のバンデンハーク投手は初回を3者凡退に抑える上々の立ち上がりを披露。2回表には、安打と2四球で2死満塁のピンチを招いたものの、9番・亀澤選手を152キロの直球で三ゴロに打ち取り無失点で切り抜ける。

3回表に中日が1点を奪い、1対1の同点で迎えた4回裏。先頭の5番・デスパイネ選手が甘く入ったスライダーを捉えると、打球はホームランテラスへ。昨季の本塁打王にオープン戦4本目となる一発が飛び出し、福岡ソフトバンクが1点を勝ち越す。

しかし、バンデンハーク投手が5回表に3点を失い、2対4で迎えた6回裏。1死から4番・内川選手がホームランテラスに飛び込む一発を放つ。頼れるキャプテンの2試合連続本塁打で1点を返し、スコアは3対4。福岡ソフトバンクが1点差に詰め寄る。

1点差とした福岡ソフトバンクだったが、中日の救援陣を打ち崩すことができず、そのまま試合終了。3対4で中日に敗れる結果となった。

連勝とはならなかったものの、主軸に当たりが戻ってきた福岡ソフトバンク。特に4番を任されるキャプテン・内川選手は2試合連続本塁打を含む、2安打を記録。開幕に向けて、頼れるキャプテンが調子を上げてきた。

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