8月21日、メットライフドームにて行われた埼玉西武対北海道日本ハムの第20回戦は、11対6で埼玉西武が勝利。「SAVE THE HOPE ライオンズオレンジリボン運動」デーとして特別なオレンジ色のユニフォームをまとっての試合を大量得点で飾った。
序盤から点が動く展開となった。1回裏、北海道日本ハムの先発・加藤貴之投手から先頭の秋山翔吾選手が17試合連続となるヒットで出塁。2番・源田壮亮選手の内野への当たりで相手のミスも出て、1死2塁とすると、3番・森友哉選手がセンターへ抜けるタイムリーを放ち、埼玉西武が1点を先行した。
しかし直後の2回表、この回先頭の4番・清宮幸太郎選手が変化球を振りぬくと、ファンの待つライトスタンドへ特大の4号ソロを叩き込み同点に。北海道日本ハムが試合を振り出しに戻した。
これで火がついたか、2回裏、6番・山川穂高選手は外の緩い球に体勢を崩されながらも捉え、リーグトップの36号ソロ。さらに1死2塁とすると、9番・金子侑司選手にも3号2ランが生まれる。再び1死2塁にしたところで源田選手がタイムリーを放ち、この回一挙4点を勝ち越した。
埼玉西武の先発・榎田大樹投手を打ちあぐねていた北海道日本ハム打線が反撃に出る。5回表、8番・石井一成選手にタイムリーツーベースが生まれ1点を返上。さらに2死満塁から2番・大田泰示選手のタイムリーで2点を返し、4対5と1点差に詰め寄った。
1点差とされ、嫌な雰囲気が流れた5回裏、埼玉西武は2死から5番・外崎修汰選手が四球で出塁すると、山川選手の打球はレフトに高々と放物線を描き、そのままスタンドへ。これが本日2本目となる37号2ランに。リードを再び3点に広げた。
7回表、北海道日本ハムの9番・清水優心選手に3号ソロを浴びるが、その裏、森選手の一塁線を破るタイムリーツーベースで1点を加える。さらにチャンスを拡大して2死満塁とすると、8番・佐藤龍世選手の当たりをショートがはじく間に2者が生還。続く金子侑選手のタイムリーで1点が入り、スコアは11対5となる。
北海道日本ハムも8回に1点を加えるが、反撃はここまで。9回表は埼玉西武5番手の平良海馬投手が3者凡退で締め、11対6で試合終了。
埼玉西武は相手の失策にもつけこみ11得点。山川選手にも2本塁打が生まれるなど、大量点を挙げた。敗れた北海道日本ハムは、5失策と守りが崩れ、投手も粘ることができなかった。
文・丹羽海凪
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